7月2日、7月の例会を行いました。先月に続き、会場は熊本市内渡鹿の「友の家」※をおかりしました。
今回の子どもたちの午前中の手仕事は「紫蘇ジュースつくり」です。
お天気もよかったので、お庭にでて、それぞれが思い思いの量の赤紫蘇をちぎり、洗って、塩もみをして・・・
持参したカセットコンロでぐつぐつにだして・・・
・・・よい香りが漂います。
この時間、大人たちは全員、ホールでオイリュトミーに参加していましたので、寄り添っていただいたのは平成音大の先生方4名のみ。
前回の「だご汁」作りでとってもよい時間をつくってくださった実績もあり、今回も当日のいきなりの無茶振りにもかかわらず、安心して工程をお任せすることができました。
愉快な先生たちです!⇒
(虹の雲は毎年、平成音大の先生にお手伝いにきていただいてますが、本当に素敵な先生ばかり!息子の進学先に大プッシュしてるくらいです!)
⇒煮出している間に中学生のお兄ちゃんは、「砂金集め」していました。なつかしい・・・
※大人のオイリュトミーは
シュタイナー著「魂のこよみ」から、第15週(夏7月第2週)をとりあげました。
私は 魔法にかけられたかのように
万象の中に
霊のいとなみを感じとる。
そのいとなみが
私を包み込み
私の感覚をにぶらせ
私に力を授ける。
無力な私に与えられた その力こそが
私の限られた自我に他ならない。
今の季節。植物たちのむせ返るような熱気のなかで、私たちが日々五感で感じとること、、だけど、理屈ではなく、無意識に感じ取っていることって、何か他にあるんじゃないかな?そこには、何か大切なメッセージがあるんではないかな?
シュタイナーの超感覚的ともいえる、この詩に正面からじっと向き合う私たち。耳をすませてみるって感じかな。
今回はお父さんの参加もあり、10名ほどのおとなたちで丸くなって、それぞれ感じることをだしあいました。「霊のいとなみ」ってなんだろう、「限られた自我」だなんて、なんでそんな言い方するんだろう??って、、ことばがからだの奥底から何かひきだしてくる感覚は、本当に興味深い体験です。また、ひとりではなく、「同じ空間でともに思考すること」そのものに、、それ自体に何か示唆があるような気がします。そうして、その詩を言葉として十分味わった後、今度はこの詩をオイリュトミーで動いて見ました。ぐるぐる回ったり、直線で交差したり、、。言葉や感情をからだで表現すること、も常に新鮮で面白い。オイリュトミーが治療として行われていることに深く、合点がいきます。
第15週はちょうどクリスマス(第38週)とは、
対極にある内容なので、その辺りも意識して、取り組みました。
←いつもの、一品もちよりランチに今日はできたてのあたたかい紫蘇ジュースがそえられました。
優しい甘さで、何杯もおかわりする子どもたちもいました。おいおい、飲みすぎちゃいかんかもよ??
※「友の家」って?・・・雑誌「婦人の友」の愛読者が集まり学びあう場所です。シュタイナーとは直接関係ないのですが、でもシュタイナーと同時代に生きた羽仁もと子による哲学とシュタイナーとは相通じるものがあるように思います。よりよき社会をめざして「豊かさとは何か?」、足元からできること、家事の勉強をしたり、社会活動に参加したり。友の家には、就学前のこどもたちが学ぶ教室もあります。のぞいてみませんか?
次回は8月6日です。
西原村の「風流」にて9時半集合、10時開始です。
今回は手仕事にキンダーライム主宰のとしくらえみさんがきてくださいます。蜜蝋粘土でどんな作品がうまれるのかな?
楽しみです!