2016年02月12日
2016 あけましておめでとうございます。新年は「水俣のこと」から。
1月10日まわるん。参加はOくん、Rくん、Aさん、Kたくんの中学生4名。
開始16時までの時間に、市内のホールで講話(上映会)があっていたので、まわるんにも案内していました。
こういった生の体験(フィールドワーク)を共有してくるのもいいね、とHさんと話し合ったところでしたので。以下の内容です。
::::公式確認60年、今だからこそ水俣病から考える
講演と対話 緒方正人(漁師・水俣病患者)×森達也(映画監督・作家)::::
「公害の原点」「環境汚染の象徴」といわれる水俣病事件は1956年に発生が確認されて以来、60年になろうとする今日に至っても、新たな患者からの申請がつづき、解決したとは言えない状況です。
この事件についての展覧会「水俣展」はすでに全国で24回開催され14万人の入場者を得て、各種のメディアから高い評価を受けています。
一方で、福島原発のメルトダウン以降次々と起こる問題は、この国がいかに「水俣」から学んでいないかを痛切に物語っています。
だからこそ私たちは、熊本で初めて「水俣展」を開催する準備を始めました。そこで皆さまに準備を担うサポーターになっていただきたく、水俣病講演会を開催することにいたしました。::::
というもの。参加できたのはHさん親子のみだったのですが、今日のまわるんで、そのことを話題として提供くださいました。
「こんなに身近におきた問題で、進行中。チッソ(原因企業)は自分だった・・という言葉。」
「家族がチッソで働いていて、今は患者のためにうごいている人がいる」「食物連鎖、蓄積されていくことなど、小学校で学んだ」など、いろんな感想を言い合う中で、最後に残った課題として。
「今の問題につながっている、どうしたら周りのみんなにしってもらうことができるだろう」「水俣展、にどうしたら足をはこんでもらえるかな⇒僕たちから親に行こうと言う・・」一緒に考えてみたことで、「とても難しいけれど、伝えていきたい、考えていきたい」という感想につながったようです。
4名がそれぞれ「考えていきたい」と感想を書いてくれていて、改めて。過ちに蓋をしてしまうことが未来を歪めることになる、私たち大人は本気で学ばなければ、伝えなければと。
※今月の絵:Aさんがお年賀にかいてくださいました。・・次回は2月14日。16時~友の家にて開催!来てね。
2016年02月12日
まわるん第13回 「school×桃源郷」
まわるん10月11日。
参加は、Kくん、Oくん、Aさん、A子さん、Kたくん、5名。
何から話そうか。
「・・・桃源郷」
久しぶりに参加したA子さんのつぶやきから始まった今日のまわるん。(ちょうど教科書にでてきたとか・・)
桃源郷(理想郷:ユートピア)⇒「素晴らしく良い場所であるがどこにもない場所」「現実には決して存在しない理想的な社会」としてちょっと皮肉に登場することも多い言葉、ですよね。※「ユートピア」って、トマスモアの描いた架空の国の名前なんですって。
で、旧約聖書「創世記」に描かれた「エデンの園」もそのような場所だったのかな、と宇佐美先生の誘いがあり。エデンの園の住人であったアダムとイブが禁断の実(善悪の知識の実)をたべてしまって追放されることを失楽園、ということは有名ですが、あまりエデンについて考えたことはなく。
そのあたりから、「エデン」についての考察がはじまりました。
エデンって、「庭」。英語では「Garden」、独語では「Garten」。
はじめに聖書ありき、の西洋思想の根底には、「エデン=人間の欲望について考える場所」というとても深い意味がこめられているようなんです。
犬小屋があったり、雑草に覆われて荒れ放題なうちの庭に「思想」はみあたらないけれど、でも確かに日本庭園や京都の石庭は深淵さを感じるものもありますね。
・西洋の庭は左右対称(シンメトリー)を美としている
・日本の庭はアシンメトリーを美としてとらえる感性があると。そのあたりが何によっているのかはわからないのですが、でも、「庭」を「エデン」と呼び変えてみるだけで、そこが違う場所になるような不思議な感触があります。庭を大事にしている人たちには何か、深い思想がある!?
そのあとは、日本とドイツの教育環境の違いについての話へと。日本の義務教育の義務は親に課せられる(親が費用を負う)一方、ドイツの義務教育は社会が負うという事実。
税金は高いけれど、ドイツは70年という長い年月をかけてその体制をつくりあげたんだよ、と。
「ベーシックインカム」と「友愛」という思想が根底にある社会。私たちは、どういった思想をあたためていくのでしょう?方向は?!
感想:やはり日本とドイツの違いは大きいな。日本の始まりについても知りたくなった。
・ドイツはすごい。日本はなぜ今のすがたになったのか。・平等って経済的に難しい
・社会のつくりって難しい。・庭の話が深くておもしろかった・日本の庭は自然を閉じ込めて作っている、楽園を追求するということ。。など。
次回は11月8日です。ウエルカム!
2016年02月12日
まわるん第12回 「信用ってなんだろう」
まわるん9月13日。
参加、KくんOくん、Aさん、そしてJくん、初参加Yくんの5名です。
16時~のまわるんに来るまでの道中スケボーを満喫してわいわい楽しそうにやってきました。
今月の1字「信」。
「信用ってどういうことだろう。」という問です。
Kくんにふりかえりレポートを書いてもらいました。
・預けておいたお金がどのような人に貸されているのか・・メガバンクと呼ばれる銀行では預かったお金を原発や武器企業へ貸し付けている事実もあり、よくみて預けていくことが必要
・城南信用金庫などは反政府を掲げており、そういった金融機関を選ぶことで、社会のしくみを見直すこともできる
・地方の信用金庫などは比較的地域に根付いており、信用することもできるが、個人のつながりがみえずらくなっている
・地域通貨:オーストリアや沖縄にもあるシステム、こういった個人と個人とのつながりこそ大切
・まわるんではよくでてくる「友愛」ということ。誰かを信じる、経済のしくみをつくりたい。
・個人のつながりがないといきていけなかった時代、それこそ信用が根源にあったはず。
・マイナンバーについて。すべての情報がまとめられ、誰かに知られていること、気持ちわるい。
・・ちょっと背伸びした話題でもあるようですが、でも、お金の流れについて知ることは、本当に大切なこと。
そして経済、をできるだけ平たく、理解出来うるものとしてとらえていきたい、実態なきものとならないように。
次回は「学校」のこと話したいとのこと。では来月10月に。
参加、KくんOくん、Aさん、そしてJくん、初参加Yくんの5名です。
16時~のまわるんに来るまでの道中スケボーを満喫してわいわい楽しそうにやってきました。
今月の1字「信」。
「信用ってどういうことだろう。」という問です。
Kくんにふりかえりレポートを書いてもらいました。
・預けておいたお金がどのような人に貸されているのか・・メガバンクと呼ばれる銀行では預かったお金を原発や武器企業へ貸し付けている事実もあり、よくみて預けていくことが必要
・城南信用金庫などは反政府を掲げており、そういった金融機関を選ぶことで、社会のしくみを見直すこともできる
・地方の信用金庫などは比較的地域に根付いており、信用することもできるが、個人のつながりがみえずらくなっている
・地域通貨:オーストリアや沖縄にもあるシステム、こういった個人と個人とのつながりこそ大切
・まわるんではよくでてくる「友愛」ということ。誰かを信じる、経済のしくみをつくりたい。
・個人のつながりがないといきていけなかった時代、それこそ信用が根源にあったはず。
・マイナンバーについて。すべての情報がまとめられ、誰かに知られていること、気持ちわるい。
・・ちょっと背伸びした話題でもあるようですが、でも、お金の流れについて知ることは、本当に大切なこと。
そして経済、をできるだけ平たく、理解出来うるものとしてとらえていきたい、実態なきものとならないように。
次回は「学校」のこと話したいとのこと。では来月10月に。